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先進医療

保険診療+αの技術で、治療の「突破口」を開く。

2022年の保険適用拡大により、標準的な不妊治療は保険で受けられるようになりました。 しかし、標準治療だけではなかなか結果が出ない難しいケースがあることも事実です。

「先進医療」とは、厚生労働省が認めた、保険診療と併用して実施することができる高度な医療技術のことです。 これらは、将来的な保険導入を目指して有効性を検証している段階の技術であり、標準治療(保険診療)のように全ての方に対して確立されたエビデンスがあるわけではありません。

しかし、特定の課題(反復着床不全や受精障害など)を抱える患者様にとっては、治療の突破口となる可能性を秘めています。 ORINAS ART CLINICでは、医学的な根拠に基づき、患者様の状況に合わせて「あと一歩」を後押しする先進医療オプションを各種取り揃えています。

※対象となる先進医療は、今後追加・変更となる場合があります。

着床不全・不育症に関する検査

「なぜか着床しない」「流産してしまう」原因を、子宮内環境や免疫の観点から詳しく調べる検査です。

1. 子宮内膜受容能検査(ERA)

子宮内膜には、受精卵を受け入れるのに最適な期間「着床の窓(インプランテーション・ウィンドウ)」があります。 通常は黄体ホルモン投与から約120時間後と言われていますが、人によってはこの窓が開く時期が「早い」あるいは「遅い」場合があります。 窓が閉じている時にいくら良好な胚を移植しても、着床することはできません。

  • 検査内容: 子宮内膜の組織を採取し、遺伝子解析を行うことで、あなただけの「着床の窓」のタイミングを特定します。
  • 対象: 良好な胚を複数回移植しても着床しない(反復着床不全)方。
  • メリット: 移植のタイミングを半日〜1日ずらすだけで、劇的に着床率が改善する可能性があります。

2. 子宮内細菌叢検査(子宮内フローラ検査 / EMMA・ALICE)

子宮内は無菌ではなく、様々な細菌が存在していることが分かってきました。この細菌のバランス(フローラ)が、着床や妊娠継続に大きく関わっています。

  • 子宮内フローラ(善玉菌): 子宮内の「ラクトバチルス(乳酸菌)」の割合を調べます。ラクトバチルスが90%以上を占める環境が、着床に最適とされています。
  • 慢性子宮内膜炎(悪玉菌): 着床を妨げる原因菌(病原菌)がいないかを調べます。慢性子宮内膜炎は自覚症状がほとんどありませんが、不妊症や不育症の大きな原因の一つです。
  • 対象: 反復着床不全の方、流産を繰り返す方、おりものの異常が気になる方。