当院の診療方針(私たちの理念)

確かな技術と温かな伴走で、最適な「家族の形」へ。

不妊治療は、ゴールが見えないマラソンのようだと言われます。

身体的な痛み、先の見えない不安、そして仕事の調整や待ち時間といった日常生活への負担。これらを抱えながら走り続ける患者様に、私たち医療者ができる最大のサポートは何でしょうか。

それは、「確かな科学的根拠(Science)」と最新のガイドラインに基づき、あなたにとって最も適切で無駄のない治療を提案すること。 そして、「最新のテクノロジー(Tech)」を駆使して、通院のストレスや身体の負担を極限まで減らすことです。

しかし、私たちは「データと機械」だけで医療が完結するとは考えていません。

高度な技術の根底には、常に「患者様の心に寄り添う温かさ(Hospitality)」が必要です。不安な時にいつでも相談できる環境や、スタッフのちょっとした気遣いがあって初めて、クリニックは本当に「安心して通える場所」になります。

ORINAS ART CLINICは、「Science × Tech」という確かな土台の上に、「つなぐ・つむぐ・つづく」をコンセプトとして、人と人との温かい繋がりを「織り成す(ORINAS)」場所でありたいと願っています。

あなたが赤ちゃんを抱くその日まで、迷いなく、そして心穏やかに進めるよう、チーム一丸となって伴走することをお約束します。

当院が大切にしている3つの診療方針

1. エビデンスに基づいた、過不足のない治療提案(Science)

不妊治療において、患者様の「時間(年齢)」はかけがえのない資源です。当院では、画一的な治療方針ではなく、医学的根拠に基づいた最適な選択をご提案します。

  • データに基づく個別評価
    • 年齢
    • AMH(卵巣予備能)
    • 不妊期間
    • 精液所見
    • これまでの治療歴
      これらを総合的に評価し、妊娠可能性を客観的に判断します。
  • 過不足のない治療選択
    • 基本治療で十分な可能性がある場合は、身体的・経済的負担の少ない方法から開始
    • 高度生殖医療が必要な場合は、医学的根拠と目的を明確にご説明
  • 完全オーダーメイドの治療提案
    「今、あなたにとって最も妊娠に近い方法は何か」を基準に、最適な治療戦略をご提案します。

2. 「仕事と両立できる」スマートな通院環境(Tech)

「治療のために仕事を辞める」「待ち時間が長くて1日潰れる」といった好ましくない状況をなくすため、ITの力をフル活用しています。

  • タイムロスの軽減: 24時間予約可能なアプリ、事前のWeb問診、そしてスマート決済の導入により、クリニック滞在中の無駄な待ち時間を徹底的に削減します。
  • 安全と実績の担保: 培養室には「タイムラプスインキュベーター」や独自開発のWチェックシステム「QRIC」を導入。テクノロジーの力でヒューマンエラーを根絶し、お預かりした大切な胚を最高水準の環境で育てます。

3. 「痛みの少ない」検査と治療(Hospitality)

治療に伴う身体の苦痛を少しでも和らげることは、治療を前向きに続けていただくための必須条件です。

  • 痛みに配慮した採卵: 採卵数やご希望に合わせて適切な麻酔(静脈麻酔・局所麻酔)を使用し、「眠っている間に終わる」「痛くない」採卵を心がけています。
  • 苦痛の少ない子宮卵管造影検査: 「痛い」と敬遠されがちな検査ですが、柔らかいバルーンカテーテルを使用し、モニターを見ながらゆっくりと圧力をコントロールすることで、痛みを最小限に抑えます。

チーム医療:全員があなたのサポーター

不妊治療は、医師一人で行うものではありません。

高い技術を持つ「胚培養士」、心と体のケアをサポートする「看護師」、そして皆様を温かくお迎えする「受付・事務スタッフ」。職種の垣根を超えて情報を共有し、チーム全員であなたをサポートします。

「診察室で先生に聞きそびれてしまった」「治療方針に迷っている」といった場合は、看護師やカウンセラーとの面談(相談外来)でじっくりお話しいただくことも可能です。

上條 慎太郎
ORINAS ART CLINIC 理事長・院長

「つなぐ・つむぐ・つづく」新しい家族の物語を、共に織り成す。

クリニック名の「ORINAS(オリナス)」には、患者様と私たちが共に未来を「織り成す」という意味が込められています。そして、その根底には「つなぐ・つむぐ・つづく」という3つの願いがあります。

人と人を「つなぐ」

確かな技術と最新のエビデンス(Science × Tech)を土台にしつつ、ご夫婦の絆、患者様と私たちスタッフの信頼関係、そしてこれから迎える新しい命へと、人と人との温かいご縁をつなぎます。

想いを「つむぐ」

治療の過程には、不安や迷いがつきものです。私たちは患者様の心に寄り添い(Hospitality)、ご夫婦の願いや一つひとつの想いを丁寧に紡ぎながら、あなたにとっての最善の道を探します。

未来へ「つづく」

不妊治療は、単に妊娠することだけが目的ではありません。その先にある「ご家族との時間」や「納得のいく人生」が、幸せに続いていくための土台作りだと私は考えています。

だからこそ、私たちは治療の結果にこだわります。「自然に近いから」という理由だけで効果の薄い治療を続けるのではなく、医学的根拠をもって、確かな希望(ゴール)へご案内します。

そして同時に、通院する過程(プロセス)の快適さにもこだわります。ストレスなく通える環境こそが、良い結果を生む土台になるからです。

辛いだけの治療ではなく、未来への希望を感じられる治療へ。

私たちと一緒に、新しい家族の物語を織り成していきましょう。

ORINAS ART CLINIC 理事長・院長

上條 慎太郎