良好な受精卵を戻してもなかなか着床しない、あるいは化学流産を繰り返してしまう。
その原因の一つに、子宮内の環境(着床不全)が隠れていることがあります。
子宮鏡検査は、胃カメラよりも細いファイバースコープを子宮内に挿入し、内側から直接観察する検査です。
超音波検査では見つけにくい小さなポリープや慢性子宮内膜炎の兆候なども発見でき、不妊治療の成績向上に大きく貢献します。
当院では、極細のカメラ(軟性鏡)を使用し、痛みや負担の少ない検査を行っています。
子宮内膜(赤ちゃんのベッド)に、着床を妨げる原因がないかを調べます。
従来のような硬い金属製のカメラ(硬性鏡)ではなく、柔らかく曲がる極細の「軟性鏡(直径3mm程度)」を使用します。子宮の入り口を無理に広げる必要がないため、ほとんど痛みを感じることなく検査を受けていただけます。
検査中は、ご自身もリアルタイムでモニターをご覧いただけます。
「ここがポリープです」「きれいな内膜ですね」など、医師の説明を聞きながらご自身の子宮内を確認できるため、納得して治療に進めます。
子宮鏡検査は、月経終了直後〜排卵前(月経開始から7〜12日目頃)に行うのが最適です。胚移植の周期に合わせて行うことも可能です。
不妊原因の精査として行う場合、保険適用となります。
Q. 痛みはありますか?麻酔は使いますか?
A. 当院では直径3mm程度の非常に細いカメラを使用するため、麻酔なしでも痛みはほとんどありません。「いつ入ったのか分からなかった」とおっしゃる方も多いです。ただし、子宮の入り口が狭い方などは軽い痛み(生理痛程度)を感じることがあります。事前に内服や座薬の痛み止めを使うことも可能です。
Q. ポリープが見つかったらその場で取れますか?
A. 検査用のカメラでは切除できません。ポリープが見つかった場合は、改めて「子宮鏡下手術」の予定を組ませていただきます。(※手術が必要な大きさかどうかを慎重に判断します)